代表理事挨拶

 

 大田区住民基本台帳によると、2025年7月1日現在、大田区の総人口に占める外国籍住民の比率は4.5%になっています。2023年1月1日から2025年7月1日までの2年半の間に、外国籍住民は約25%の割合で増加しています。2年半ごとに25%の割合で外国籍住民の人口が増えていくとすると、10年後の2035年には、大田区内の外国籍住民は、およそ8万人に。人口のおよそ10%強にあたります。我が家の近くの池上第二小学校には、現在、500名ほどの児童が在籍しています。10年後には、50人の外国籍児童が学んでいることになります。会員になっている中央八丁目町会には、現在、1300世帯2700人が暮らしています。10年後には、130世帯270人が外国籍の隣人になっています。つまり、大田区の小学生10人に1人、ご近所の10人に1人が外国籍住民になっています。

 このような現況認識のもと 2024年の早春、外国籍人財と共に豊かな地域社会を創ることを目的に、大田区にある企業・教育・地域団体などの運営に携わる有志が「おおた多文化共生研究会」を設立しました。豊かな地域社会を創造するキーワードは「顔の見える関係性づくり」のようです。外国籍人財の雇用・定着・活躍をサポートし、その事業所の成功事例、課題を地域全体へ、地域全体の経験を個々の事業所にフィードバックし、企業価値を高め、地域産業全体が発展することに貢献できる “町の総務部" になれないだろうかと話し合っています。私たちは生活者であり、経済的なゆとりがあるからこそ 他者をも思いやる心のゆとりが生まれるのではないでしょうか。

 10年後に 町を見渡すと…
国籍を超えて 一緒に山車を引き、一緒に神輿を担ぐ子供や若者たちの元気な笑顔、学校に通う児童を見守る 大人たちの暖かな眼差しが見える。防災意識を共有し、いざという時に助け合うことができる ʼ向こう三軒両隣りʼ のような互いの顔が見える関係性を創り上げることに取り組んでみたいと思います。「和をもって貴しと為す」を この現代にアップデートすることにチャレンジしたい。そして、このバトンを次世代に繋いでいけたらこの上なく幸いです。

国籍を問わず、本会の趣旨に賛同いただける同志が増えてほしいと心から願っています。

おおた多文化共生研究会
OTA Institute of Multicultural Society (OTA IMS)

代表理事 金子 信行
2025年8月吉日

おおた多文化共生研究会設立に関わる経緯及び現在に至る活動履歴も併せてご覧いただけましたら幸いです。
おおた多文化共生研究会設立に関わる経緯 及び 現在に至る活動履歴 (人財)

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